僕は映画が好きだ。
映画館で観るのも、
家で観るのも。
でも、どうしてこんなに好きなんだろうって思った。
ゲーセンのクレーンゲームに1,400円は絶対嫌でも、
映画には何の抵抗もなくお金を払える。
まぁ、それは人それぞれの価値観なんだけど。
そう、映画は価値観の押し売りをしない。
(これも選ぶ映画によってはさまざまなんだけど)
この作品が僕を呼んだ。
最後の最後まで犯人が誰か断定的な表現をしない。
考察するタイプの人にも楽しめる映画かな。
僕が好きな作品は、余白がとても多い。
自然の美しさを楽しむ余白。
思いをめぐらせる余白。
正直、犯人が誰かとかどうでもいい。
大事なのは
重たいテーマと重なる美しい映像に、
僕の心が震えたかどうか。
映画の余韻に浸りながら、ぼーっとする。
美しいものは何度でも
いつまでも見ていたい。
フィルターを通した自然は、圧倒的な美。
心が喜ぶのがわかる。
やっぱり僕は自然と共存している。
共鳴している。
雨上がりの曇り空、
鳥たちのさえずりが山に響く。
何を話しているの?
いつかそのおしゃべりに、僕もまぜてほしい。